チラ裏

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【B級映画レビュー】「いつだろうとどこだろうと常に最高なのだ。(ペカー)」ニンジャ:インポッシブル

みなさんこんにちわこんばんわ。好きなジャッキー映画は「ゴージャス」、好きなジャンクロードはヴァンダム、乃中です。

 

映画はお好きでしょうか?僕は普段あまり見るほうではありませんが、たまに某最大買取店の3本2000円コーナーでヤバそうな映画を買って視聴するという人にはあまり薦められない映画の見方をしています。

 

この日も月曜日にも関わらずGREEのミリオンライブが終わって傷心状態だったのを言い訳に焼肉を食い酒を飲み友人と一緒に日本橋の最大買取に行きDVDを漁りました。
その結果がこちら。

・ニンジャ:インポッシブル
・ストリッパーゾンビランド
・忍者ゾンビ

どうだい。面白そうだろう?ゾンビかサメか忍者が出れば大体面白いに決まってるしこの相場で行くと忍者ゾンビはミリオンヒットの大作のはずだ。
今回はこの3本の中で一番「声に出して読みたい言葉No1」こと「ニンジャ:インポッシブル」をレビューします。

 

ニンジャ:インポッシブル

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出演: マッツ・オーズダル, ジョン・オイガーデン, トロンド・ヴィゴ・トーガルセン
監督: トーマス・キャぺラン・マリング
懲役: 80分

2010年の映画です。どうだいこのジャケット!ワクワクするだろう!?こんなヘリとか戦闘機一切本編に出てこないけどな!!!!!!!!!!

さてこの北欧映画、作中に出てくる「忍者」はスパイ的なものです。忍術的なものや忍者スターターキット(作中で本当に出てくる)はありますが任務としてはスパイ。そういう意味では「忍者が出て殺す!」という要素はあったかどうか…いやほぼ無いんだけどさ。

話の内容的には、冷戦真っ只中のノルウェーに国王直属の忍者部隊(近衛忍者隊)がCIAが牛耳っているSBとかなんとかいう秘密諜報機関と対立してスパイ合戦を展開していく感じのものです。はい。これだけで本編の説明がつきます。本当ですよ。

こうやって書くとシリアスに聞こえるけど作中で滅茶苦茶シリアスに見えるようにしているだけだし…そもそも忍者の要素が少なすぎるんだよなぁ…
ジャパニーズ時代劇を参考にしてしまったのか70年代を思わせるチラつきがある映像、妙に手作り感丸出しのジオラマ、やたら長い時間映してくるけど本編に関係あるかどうかは不明な忍者選抜訓練、冷戦時とはいえあまりにも古すぎる通信機器、急に開く悟り。

ギャグ要素は一切といっていいほど無かったです。むしろ存在がギャグみたいなモンですがドタバタも無し、下ネタは途中なぜか挟まったストリップで敵のオットーという人物と会うシーンだけ、スパイ映画のクールでニヒリズムな部分を突き詰めてなぜかそこに忍者をぶっこんで北欧の人たちの奥底に眠るニンジャソウルを呼び起こさんとするなんとも言えない面白さ(面白くない)

そして重要な忍者要素ですが本編開始から1時間7分までほぼ出てきません。
忍者らしく潜入して暗殺するシーンが2、3分ありますがそれだけです。
最初に言ったじゃん、ジャケットのヘリとか戦闘機は出てこないって。ニンジャソードでヘリとか戦闘機切りたかったらストライダー飛竜やってたほうがいいよ!

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僕はこの映画を1人で見たんですが、複数人で見ればそれなりにゲラゲラ笑いながら見れる映画だと思います。というか1人で見てても心が無になるだけでスタッフロール流れたら「刑期満了か…」ってなりましたし。

総括ですが「好きな人は眉間にしわ寄せつつニヤニヤしながら見れるアホなスパイ映画だけど大体の人は知らない間に事が進んで知らない間に終わる忍者っぽいのが出てくる映画」です。
画面の演出が古臭いのは多分振り切って滅茶苦茶古く見せるようにしてるんだと思います。それでもチープさは否めないですが。普段ギャグ言わない人がギャグを言って周りを冷え切らせる感じの映画です。
オレも見たんだこの記事をみたアンタにも地獄に付き合ってもらう。

次は一緒に買った「ストリッパーゾンビランド」を見ようと思います。それでは僕はFLちゃんといちゃ付いてきます。じゃあな。