前回の記事はコチラ
出来上がったものがコチラになります
このブログを書きながら少しずつブラッシュアップしています。
さて第4回から2週間ほど間が空いてしまいました。ありがたいことに色々忙しくさせていただいていたり、締め切りがシビアだったりとここ数か月駆け抜けております。土日はクラブにいるか家で引きこもって作業しているかのどっちかになっていたので久しぶりに狂いの無いゲーセンとか行きたいです。
今回はドロップに至るまでのでブレイク部分とビルドアップを作っていきます。盛り上げるぞー!ポイントです。
エモいPADとキラキラのPluckとエレピ
ハッピーハードコアとかJ-coreのブレイクと言えばこうだよなぁのアレ。まぁ通ってきた道なので…というわけでこの構成でブレイクを作っていきます。
まずはPAD。コード通りに鳴らしてます。
なんとも言い難いんですが「自分の思ういい感じを探してください」としか言えないですね…一部を伸ばしたり短くしたりするとベタ打ちっぽくならないです。
一緒に鳴らしてるベースもコード通りに
SpireとSerum。どちらもNhatoさんのプリセットですね。SpireがTrance & Progressive Producers Soundbank for Spire、SerumがNhato Serum Bass Essentialsです。特に弄らないでプリセットそのまま使ってます。
Trance & Progressive Producers Soundbank for Spirestore.anagram-s.com
Nhato Serum Bass Essentialsstore.anagram-s.com
EQで低音切ってOTTで調整、ベースはいらない帯域切っただけのシンプルな構成。
次はエレピ。
うわ~~~!それっぽい~~~!
なんかやってそうな雰囲気出してますがコード上の音を鳴らしてるだけです。変わったことはしてません。
そしてこの音、M1じゃなくてS1Pianoっていうvstで出してます。M1っぽい音が鳴る以外ADSRとAMDとピッチベンドの調整しかできない男前なvstです。フリーのvstなのですが今DLできるのかな…インターネットアーカイブとかに残っているかもしれないので、自己責任で調べてみてください。
高音と300くらいからを切って8000くらいを上げて抜けをよくして、Transient Shaperでアタック感を出してうっすらOTTをかける。残像感がある程度にディレイかけて空間を埋めてます。個人的には深くかけすぎるとくどいと思ってるんですがそこは使うvstと人によりけり?
最後はPluck。
こんな感じのフィルター開いていく感じのPluck、いいよね…。いい…。
16分でコードに従いながら。変に外そうとか考えないでまずはコード通りに鳴らしてみましょう。音が鳴るとそこからアイデアが湧いてきます。
これもTrance & Progressive Producers Soundbank for Spireに入ってるPluckですね。ほんとにこれだけでトランスっぽい音は困らなくなるので気になった人はチェックしてみてください。ミキサー側でエフェクトかけたかったのでリバーヴとディレイを切ってます。ちなみにSpireにデフォルトで入ってるPluckはそのまま使えるレベルです。自分も使ってます。いい音です。
いらない帯域切ってディレイ。シンプル。
盛り上げポイントを作る
どんな感じの音を使っているか軽く説明が終わったところでどんな感じで曲を進行さているか見てみますか。
16小節。歌モノUK Hardcoreって考えるならブレイクでウオォー!ってなるとは思うんですけど、原曲がアニソンゲーソンなので個人的にはあまり原曲の勢いを壊さない方がいいのかなって考えてます。原曲ならBメロからそのままサビで高まるぞー!ってなるのにブートレグでブレイク入ってなんか意味わかんない音が入ってきたぞって思われてシオシオってなることもあります。経験談です。なので今回作るときもブレイクは長くなりすぎず、かつハードコアっぽさをを重点にしました。
9小節目からHHとクラップ入れて地味盛り上げポイント作ってます。ハッピーハードコアっぽくリアル目なクラップを8分でパンパン。
PADが何か物足りないな~ってときにやっているヤツ。同じキー音のワンショットにバカ深いリバーヴかけたものをステレオ感多めにして置いてます。今回はリバースしてますが、そのまま置いたりグリッジかけたりしても面白くなります。
ビルド入る前は残響もあまり残さずバチっと音止めてます。この方がビシっとキマります。もちろん残した方が雰囲気良くなることもあるので曲次第です。
ビルドアップも16小節。メインのリードにさっきまで泣きメロ奏でてたピアノをバッキングで。フィルターを閉じてドロップに向けて広げていきます。だいぶハッピーハードコアっぽい感じを意識してますね。
ハッピーハードコアっぽ~い!オレらの育て親の音!これも変わったことせずコード通りに置いてます。
フィルとスウィープで雰囲気を作ってそのままドロップ、大サビへ。という流れです。
フィルはサンプルでもよく見かけますが、自分好みのものが見つかる確率が鬼のように低いので作った方が早いと思います。
Jakka-BのスネアロールのHow toを見ると一歩先のフィルが作れると思います。これに限らずJakka-BのHow toはハードコア作る人なら見ておいて損はありません。マネしよう。
次回はどうしましょ。AメロBメロでもいいけどFX何置いてるかでもいいような気がしてきた。ちょっぴり考えます。