青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない
Yoオレはパンフが完売してて泣く泣く花楓がメインの映画で古賀ちゃんのアクスタを買う男 pic.twitter.com/i7wufnq9WO
— 乃中P a.k.a NONAKA+CHIN (@_NONAKA_CHIN_) 2023年6月24日
古賀ちゃん…麦ソだよ… pic.twitter.com/rwUXuZDXl4
— 乃中P a.k.a NONAKA+CHIN (@_NONAKA_CHIN_) 2023年6月24日
古賀ちゃん…テキーラだよ…イヤだね… pic.twitter.com/23cAUTMDf6
— 乃中P a.k.a NONAKA+CHIN (@_NONAKA_CHIN_) 2023年6月24日
ネタバレはアレですがランドセルガールへの期待値が爆上がりしました。今日は青ブタの話じゃないです。
アニソンブートレグを作りたい
クラブで流れたあの曲のハードコアブート、羨ましいな〜。この曲のハードコアブート探してるのにSoundCloudでも意外と見つからないなぁ…こうなったらハードコアのブート、自前で作れるようになりた〜い!作ってみたいけど何したらこんなんになるのかわからな〜い!何したらいいんだ〜!助けてくれ〜!
って人のために自分なりの作り方をここに記しておこうかなという試みです。ためになったりならなかったりするかもしれませんが、頭の片隅に残る程度の参考になればと思います。多分長くなるので複数回に分けます。
※自分の使っているFLStudioで話を進めていきます。他のDAWでは参考にならない場面も多いかもしれませんが、情報の取捨選択でお願いします。
ふとCatch the Breezeのハードコア欲しい〜作るか〜となりまして。頭の中の浅倉が「お〜。いいじゃん。」って言ったので作ることにしました。シャニマス楽曲のブートは作ったことなかったしブートレグは66NightsEPに収録したHungry Bambi(NONAKA+CHIN Bootleg DJ Tool)から作っていないし、ここ最近公募に出す曲や自分のフィールドであるFreeformばかり作っていたので気分転換も兼ねて作ることにしました。 出来上がったものがコチラになります。
人生で初めて4日で曲ができました。気分がノるとこういうこともあるんだなぁ。
では始めていきましょう。今回はボーカルをぶっこ抜いて調整します。
※2023/07/26 Ultimate Vocal Removerを追加しました。
楽曲からボーカルを抽出する
兎にも角にもボーカルをぶち抜きましょう。
最もお手軽かつすぐに手が出せる方法から。用意するのは歌声りっぷとブートレグを作りたい曲の原曲とオフボーカルバージョン。
ここで注意しなければいけないのが、「wav」しか読み込めないので両方のwavを事前に用意する必要があります。Audacityなどで事前にwavに出力しましょう。Audacity、後程bpmを変える時にも使います。
歌声りっぷを起動して原曲をオリジナルに、オフボーカルをカラオケに読み込ませて作成開始をクリックすれば出力開始されます。色々設定があるのですが、困ったらまずは「周波数合成を選択・音質優先・抽出レベルフルテン」でなんとかなります。多分。大体。
あっ!オフボーカルがない!
おのれラン●ィス!しかしあきらめることなかれ。色々方法はあります。助けてインターネット!
KoeKestra
オンラインでできるボーカル分離サービスです。150円お布施でiZotopeRXで抽出するくらい結構な精度で抽出してくれます。「なぁ、ジュース奢ってやるからこの曲からボーカル抜いてくれない…?」の気持ちでお布施しましょう。「金払いたくねぇ…なんとか手持ちのプラグインで…」ってやっても抜けないものは抜けないです。これは経験談です。ありがたくお布施して力を享受しておきましょう。ラクだし。
Ultimate Vocal Remover v5
オススメ!無料で使えるボーカル抽出ソフト。結構すごい精度でブッコ抜けます。
特殊な操作もなくこうするだけでこの精度の抽出ができます。スタンドアロンで使いやすいですし持っておいて損はないです。正直ビックリしました。ちょっと容量デカくてストレージ食うのだけが玉にキズ。
ボーカルが出力できたので次はbpmを制作するブートレグに合わせましょう。今回はbpm170で作るので170まで伸ばします。原曲bpmを調べる時にrekordboxの解析が便利です。なんならこれでbpmどころか曲のキーまでわかるのでDJしないって人もなかなかの精度の楽曲解析ソフトくらいの感覚で持っておけばいいんじゃないでしょうか。
Catch the Breezeのbpmが116だとわかったのでそれをAudacityで170にします。読み込ませたボーカルを全選択して画面上部の「エフェクト」から「テンポの変更」を選択。
1分間のビート数(bpm)の変更前に元のbpmを入力。今回は116です。変更後には今回の作る曲のbpm170を入力してこれでOK。bpm170のボーカルが出来上がりました。
ボーカルの処理をする
下準備ができたのでFLStudioを起動!ピロンッ!
FLStudioのいいところって何?って聞かれるとFLを使うとFLのインターフェイスに慣れすぎて他のDAWが使えなくなること(デメリットに近い)と初期投資の安さですかね。ライフタイムアップデートフリーという名称で簡単に言うと「買ったら今後のアップデートが無料」なんですよね。他のDAWだとメジャーアップデートの度にお金がかかるのですが、FLは買いさえすればその後お金がかからないのは魅力だと思います。あとはクロスグレード(指定された他社製品から乗り換え。自分は投げ売りされてたAcidを先に買ってクロスグレード版を購入しました)でそこそこ安く買えます。買うならSignatureバンドルにしてください。ProducerバンドルだとFLで鬼のように使う便利なプラグイン(主にNewTone、Harmless、Hardcore、GrossBeat)が入っていません。
さて話を戻してボーカルの処理をします。そのままだとアレなのでエフェクトかけたり歯列音を軽減したり出すぎているところを叩いたり色々やります。
まずは何が刺さってるのかミキサーを見てみましょう。ドン。
はい。上から説明していけたらと思います。
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SPITFISH
https://www.digitalfishphones.com/
ディエッサーです。サシスセソとッツとか歯列音を軽減させるために使います。
どの程度軽減されているかはlistenを押すと削った音だけを聴くことができるので自分の好みの感じを見つけましょう。
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FreshAir
最近ハマっているプラグイン。期間限定無料らしいですが、期間限定の期間がどのくらいとか言ってないので多分気が変わらない限り一生無料です。どういう原理かわかりませんがとにかくなんか「高音をいい感じに持ち上げて」くれます。ボーカルやリードの抜けもよくなるのでよく使っています。ただかけすぎると音が「サァーーーーー」ってなるので、何事もやりすぎはよくない。
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OTT
音がいい感じになります。今回はうっすら10%かけてます。これだけでも聞こえかた変わりますよ。
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Black Box Analog Design HG-2
サチュエーションとして使ってます。これも今回はサチュエーションだけうっすらかけてるけど程よく上品に音を目立たせてくれます。
- TDRNova
ダイナミックイコライザー。もっぱらマルチバンドコンプみたいな感じで使ってます。今回は出すぎてたら耳に痛い2000~6000辺りを叩いてます。無料なので持っておくと便利ですよ。 -
Fruity parametric EQ2
EQ。いらない高音低音バッサリ切って耳に刺さる部分をカットしています。
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TLs Pocket Limiter
めちゃくちゃシンプルなリミッター。使いやすいしよく使ってます。今回はKneeを少しマイルドにしてます。
ボーカルにかけてるプラグイン一覧でした。これが正解ではないし世の中にはもっといい方法が絶対あります。自分だけのボーカル処理を見つけてください。一番手っ取り早いのはプロのマネをすることなんですが、プロの持ってるプラグインを調べて高いわ買えねー!ってなることが多いので今回自分はほぼ無料のプラグインでやりました。
さてvocalのミキサーの隣にもう一つありますね。
ボーカルをトリガーにしてリバーヴとディレイがかかるようにしてます。サイドチェインリバーヴってヤツですね。これのやり方はMKさんが動画にしてるのでこれを参考にしてください。自分はダヨダヨに教えてもらいました。
単純に音がゴワつかないのでパキっとします。いろんなものに使えるテクニックです。
色々入れて最終的に処理されたものがコチラになります。
何も入れてない→上から順番に入れていく→サイドチェインリバーヴも入れてこうなりました
ボーカルは以上となります。次回はいよいよ打ち込んでいきましょう。土台となるキック・ハイハット・ライド・スネア(クラップ)のリズム帯を作ります。それでは一旦さようなら。